単純な話

 彼女が私を好きになった時、私は彼女が好きではなかった

 

 私が彼女を好きになった時、彼女は私が好きだった

 

 私が彼女を突き離した時、彼女は私が好きだった

 

 彼女が泣いている時、私は泣いていなかった

 

 私が彼女を思い出した時、彼女は私が好きだった

 

 彼女が私を離した時、彼女は私が好きだった

 

 私が彼女と話した時、どうだったんだろう

 

 私が「もう一度」と言った時、どうだったんだろう

 

 私が彼女を好きになるにつれ、彼女は私を好きじゃなくなっていった

 

 彼女が気持ちを整理している時、私は何もしていなかった

 

 私が泣いている時、彼女は泣いていなかった

 

 私が彼女が大好きだった時、彼女は私が好きでも何でもなくなっていた

 

 それだけの話。

時の流れに乗って

 勉強習慣が着実についてきている。日によって勉強時間のバラつきはあるものの、毎日勉強できている。

 

 なお、夜は眠れない。寝つきが悪いから実際の睡眠時間が、確保しようとしていたものよりも短くなり、予定通りに起きられないことがよくある。軽い運動を取り入れて、眠る数時間前に体温を上げておこうと思う。改善の仕様があるのだから救われたものだ。

 

 今日はオンラインの共通テスト模試だ。どうやら一科目ずつ、それも受験期間内であれば自由な時間に受けられるらしい。丸一日を模試で潰して、精神的にも潰れて、疲れて寝るようなことを避けられるのがいい。今日は社会と国語を受けよう。

 

 彼女もブログを始めたようだ。

 

 やっぱり、他に気になる人がいるみたいだ。

 

 毎日チェックしたいところだが、私はブログをやっているおかげで、何回自分のページに人がやってきたか分かるシステムがあることを知っているので、頻繁にアクセスするわけにはいかない。受験終わりに、彼女がブログを消していなければ、ゆっくり訪ねるとしよう。

 

 そして、いつかこのブログのことも教えてあげよう。

後者

 最近眠れない夜が続く。なかなか眠りに入れなかったり、眠れても目が覚める。睡眠を取れた気がしない。ストレスか、夏の蒸し暑さか。後者であって欲しい。

 

 手紙を出した。私が彼女をずっと待っているのは、彼女にとっても苦かもしれない。いっそ、もういっそ、楽になってしまいたい。そう思ってしまったのか、それとも、まだ復縁できるとでも思っているのか。後者であって欲しい。

 

 今日はもう疲れた。まだ18時だが、眠い。眠ろうか。

リハビリテーション

 感傷に浸っている時、ふと「こんなことしている場合ではない」と浮かび、勉強を始めるようになった。ちょっとずつ勉強時間を、もちろん勉強以外の時間も作れる気がして来た。空っぽの時間を埋めていこう。ちょっとずつでいい。

今できることじゃなくて

 過去を見ているだけじゃ未来は変わらない。過去を見ることの必要性を否定しているわけではない。今はそんなことしている場合ではないということだ。

 未来のために、今やるべきことで溢れている。今できることは少ないが、できることをちょっとずつ増やしていこう。

何も上手くいかない

 失恋してからというもの、定期的に感傷に浸っている。情けない。

 

 恋愛について、私は前を向かないことに決めた。ずっと下を向いて、彼女を待っている。おそらく、前を向いた方が楽である。下を向いていても、進まなければ現状は好転しない。前を向いて進んだところで、彼女はもう帰らない。下を向いていた方が後悔しないで済みそうだ。

 

 休学し、地元に帰り、受験勉強に専念することにした。この学生寮に思い入れはない。清々する。勉強をしていても、荷造りをしていても、ふと彼女のことを考えてしまう。ただただ情けない。

東大受験してみる

 まず初めに、私の家族、友人、そして私が今、ずっと待っている君がこのブログを読まないことを願う。

 

 ただの失恋である。よくある話だ。遠距離恋愛をし、恋人から「好きかわからない」と言わた。振られに行くためだけに新幹線に乗り、振られ、また新幹線に乗る。往復2万円の痛みなど感じられないほどに心が空っぽであった。

 

 ただの失恋である。よくある話だ。7年前に出会った恋人に別れを告げられた。この7年間を思い返すには、私の傷は新しすぎる。7年間の重みは人によって違うが、高々20年しか生きていないガキには少々重たい。

 

 別れた後の「大好きだった」が、この失恋をただの失恋ではないものにしてしまった。

 

 帰りの新幹線に乗る前だった。彼女からのメッセージ。この人と一緒に居れて本当に幸せだったと思えるような言葉が並べられていた。納得がいかない。なんだ、「大好きだった」って。血液が沸騰した。怒りか悲しみかわからなかった。気がついたら電話をかけていた。終始取り乱し、何を彼女に伝えたかよく覚えていないが、「待っている。」という旨を伝えたのは確かである。

  

 待っているって、彼女を?

 彼女が振り返る確率などゼロに等しいのに?

 

 大好きだったと言われて吹っ切れたのだろう。私がまだ彼女を好きでいることを分かっていて、彼女はその言葉を使ったのだから、私の心をグシャグシャにしてもいいとでも思ったのだろうか。その言葉で私が救われるとでも思ったのだろうか。もうどうでもいい。この先の人生がどうなってもいいと思ってしまった。

 

 失恋し、前を向くことで人は強く、大人になっていく。そんなことに、私はこの恋を使いたくなかった。ずっと弱いままでいい、ずっと子供のままでいい。そう思えたから、私は彼女を待つことにした。

 

 待つというのはどういうことか、自分でもはっきりしていない。彼女に伝えたのは「君がこの先、俺のことを好きにならなくてもいい、他の誰かと付き合ってもいい。それでもいいから待っている。」という摩訶不思議な言葉であった。復縁できるなら私は何でもするし、君は何でもしていいから私の元に帰って来て欲しい、と通訳しておこう。

 

 ただ待つと言っても、遠距離恋愛はもううんざりであるから、近距離恋愛できるような大学を受験することにした。受かったところで彼女と復縁できるわけではないが。ただ再受験をすると言っても何も面白くないから、東京大学を目指すことにした。

 

 よって、この先のブログは

  ・失恋した男の悲痛な叫び

  ・東大受験勉強の記録

 でお送りする。